お盆を迎える前に、お墓の掃除をされると思いますが、お墓掃除なんてそんな頻繁にやることでもないので、いざお墓にいくと結構汚れてたりするんですよね…orz
しかしお墓掃除はどうやってするんかね?とよく知らないし、良かれと思って間違った掃除方法でお墓をダメにしてしまっては故人に申し訳ない。
そこでお墓の掃除のやり方や、時期、お墓にお供えする花についてまとめます。
お盆を迎える前に済ませておこう!お墓掃除のやり方
お墓の掃除は、まず敷地内を掃除していきましょう。
枯れた花や線香の燃えかすなどを取り除きます。
雑草はむしり、落ち葉・ほこりなどをほうきで掃き、ゴミなどを丁寧に拾います。
樹木を植えている場合、枝葉が墓石を覆わないようにさっぱりとせん定します。
木は大きくなるにつれて根も広がり、石の柵を圧迫してしまうので、ひび割れや崩れの原因にもなります。
定期的な手入れを心掛けるようにしましょう。
墓石周辺は少し大きなほうきで掃き掃除をする。
軍手やゴム手袋、小さな鎌やスコップ、植木ばさみなどを持っていくとよいです。
墓石については基本、水洗いで十分です。
家庭用洗剤などを使うとシミの原因になったり墓石を痛めてしまうので、水洗いを基本にします。
水を含んだスポンジや柔らかい布で丁寧に磨いていきます。
石といっても、硬いもので擦ると表面に細かなキズがつき、目に見えない溝に汚れが付着しやすくなります。
それでも汚れが落ちない場合はタワシを使いますが、金タワシは墓石を痛めるのでなるべく避けるようにしましょう。
黒御影石などの色の濃い石材では特に、石の艶や光沢が失われる原因にもなるため使用を控えてください。
彫刻が施されていたり、文字が彫ってあるところは歯ブラシを使うとよいです。
お墓は天然石でできているのでとてもデリケートなものです。石が欠けてしまわないように、力を入れずに優しく磨くようにします。
大気中のほこりや汚れは水分に付着しやすいため、墓石を洗ったあとは最後にタオルや吸水スポンジなどで水を拭き取ってください。
その他の注意点としては掃除の際には、隣接するお墓に迷惑がかからないよう十分気を配るようにします。
掃き出したゴミを飛ばしたり、墓石を洗っている水をかけてしまうことのないように注意します。
そして掃除で出たゴミ類はビニール袋などに入れてすべて持ち帰ります。
お盆前のお墓の掃除はいつする?
お盆のお墓の掃除はいつやるのか?
お仏壇やお墓の掃除ができていない所へご先祖さまをお迎えはできないという意味から迎え火を焚く13日より前に終わらせておく場合が多いと思います。
ですがお盆に限らず、お墓の掃除についてはいつ行うかのちゃんとした決まりはありません。
一般的には、御盆の時期以外でいうと、3月、9月のお彼岸の時期に行うことが多いと思います。
また御盆の時期も地域により異なっている場合があるので、ご自身のお住まいの時期については確認してみてくださいね。
また、ご家庭によってはお墓のある場所が遠方の場合は、お掃除をする方の都合の良い日で大丈夫です。
お墓参りの花の選び方
仏壇や、墓参りの時に供える花を 「仏花(ぶっか)」 といいます。
お墓参り用のお花を選ぶとき「仏花(ぶっか)」として、すでに花束になっているものを選ぶのであれば問題はないですが、自分でお花を選ぶ場合はどのような種類を選ぶのか。
基本的には、「この花でなくてはならない」という決まりはありません。
ですが! お墓参りにはあまり向かない花はあります。
それはどんな花かというと・・・
- トゲがある花
- ツルがある花
- 香りが強い花
- 毒がある花
その他にも、傷みやすい花や散りやすい花は適していませんよ。
これらのお花は避けて、仏花選びをしましょう。
また故人が亡くなってからまだ時間が経っていない場合は、「淡い色や白を基調としたお花」を選んだほうがいいですよ。
すでに亡くなられてから時間が経っている場合は、故人が好きだった花や、好きだった色を思い出しながら選んでみるのもいいですね。
バラはトゲがあり基本、仏事全般でタブーですが、中には好んで入れる方もいるみたいで、あまり固く考えすぎなる必要もないでしょう。
仏花としてよく用いられる季節花のユリについては注意が必要です。
それはにおいがきついのと、花粉がとても厄介です。
ユリの花粉は服につくと落ちません。
さらに墓石との相性が悪い場合は、墓石に花粉がついて茶色いシミになってしまうこともあります。
特に白い墓石は要注意です。
それでも、白い素敵なユリを選びたいときは、花屋さんで花粉をきれいに落としてもらってください。
生花ではなくて、枯れることのない造花をお墓にお供えしてもいいのでしょうか?
基本的には生花でなく造花でもOKなんです。
九州など暑い地域では、1日で枯れてしまうので造花を供えるところもあり、霊園などでは生花が禁止されているところもあるようです。
ただ生花を供えるのが良いとされる理由は、本来は諸行無常という仏教で言う無常観(ずっと変わらないものなど無い)を表し、また味わうためにも枯れてこそ意味があるものとされ、
同じ時間は二度とない、同じ状態と思ってもすべての物が絶えず移り変わっている限りある「命」ということを意味していることから生花がそなえられるのです。
まとめ
お墓の掃除にもいろいろと注意しなければ、シミや変色の恐れがあります。
故人のためにもポイントをおさえて掃除しましょう。
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