ビジネスシーンにおいてお中元を頂いたらどう対応するのでしょう?
様々な取引先から贈られてきますし、思いもかけない相手から頂くこともあると思います。
お中元を頂いたら、すぐにお礼をしましょう。
今回はお礼の方法、例文、お返しについて解説します。
【ビジネス】取引先からお中元が届いたら?お礼はどうする?
取引先からお中元を頂いたらどのように対応するのでしょう?
以下対応についてまとめます。
- 取引先からお中元が届いたら速やかに直属の上司に報告
- お中元が届いたらお礼をする
- お礼の方法は電話・メール・はがき
頂いたお中元にお礼をするのは「無事に届きましたよ」「確かに受け取りました」ということを伝える意味もあります。
以下それぞれのお礼の方法についてご説明します。
はがきによるお礼の方法
はがきは丁寧な返事の方法で誰に対してもOK
お礼のはがきを送る際は2~3日以内に投函し遅くとも一週間以内に届くようにしましょう。
電話によるお礼の方法
取引先の担当の方などと親しい関係なら電話でもお礼を伝えても良いでしょう。
しかし、忙しい人には電話ではなく別な方法でお礼をしましょう。
メール・LINEによるお礼の方法
メールやLINEでお礼をするのも親しい関係ならOKです。
またすぐにお礼を言いたい場合など。
お中元を贈った相手からのお中元にはお礼は必要?
こちらからお中元の品物を送って、贈った相手からも品物が送られてきた場合
ビジネスであれば頂いた品物に対してお礼状を送るようにしましょう。
品物のお返し
お中元を頂くと「お返しをしないといけない」と思う方もいると思いますが、
お中元のお返しは決して必要というわけではありません。
お中元は一般的にお世話になった方々へ贈るもの「いつもお世話になりありがとうございます。」の気持ちだからです。
どうしてもお返しをしたい時
お中元に対して、品物のお返しをする場合の表書きは「お中元」と書くのが一般的です。
もしお返しを送る相手が部下や目下の場合、表書きは「お礼」「御礼」としても良いでしょう。
お中元を贈る時期を逃した場合は「残暑見舞い」「暑中見舞い」として贈りましょう。
暑中見舞い・残暑見舞いの時期と表書き
小暑(7月7日ごろ)~立秋(8月7日~8日頃)…表書きは「暑中お見舞い」とします。もし贈る相手が目上の人なら「暑中御伺い」としましょう(お見舞いが失礼にとられる場合がある)。
8月8日~23日…「残暑お見舞い」贈る相手が目上の人なら「残暑御伺い」とします。
贈る相手の住んでいる地域や贈る時期により表書きが変わるので注意してください。
お返しの額
お返しの品物の金額はは頂いた品と同額程度から半額くらいの物を贈りましょう。
【ビジネス】お中元のお礼のはがきや電話のポイント
それぞれのお礼についてのポイントです。
お中元のお礼のはがきの宛名は?
はがきのお礼は最も丁寧な返事の方法です。
以下、はがきでお礼をする際の宛名は贈る相手も様々な立場の方がいるでしょう。
会社宛
株式会社〇〇〇〇 御中
担当部署宛
株式会社〇〇〇〇 営業部 営業二課 御中 部署名の下に「御中」 社名の下に書かずに改行して部署名でもよい
役職・肩書のある相手宛
株式会社〇〇〇〇 代表取締役 ̻□□□□様
営業部 部長 △△△△様 社名 部署名 改行して役職 氏名 様の順に書く
担当者宛
株式会社〇〇〇〇 営業部 営業二課 △△△△様 社名 部署名 改行して氏名 様の順
【ビジネス】お中元のお礼の例文
お中元に対するビジネスシーンのお礼の例文をいくつかご紹介します。
はがきでのお礼
はがきのお礼状のポイントです。
- 頭語(拝啓など)
- 時候の挨拶
- 相手の健康・安否・商売の様子を尋ねる
- お礼を述べる
- 相手の健康や息災を願う言葉
- 結びの言葉
- 結語の言葉(敬具)
- 日付 差出人名
上記をふまえ、お礼状を書きましょう。
例文1
拝啓 盛夏の候、貴社におかれましては、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜わり、厚く御礼申し上げます。
さて、このたびは、結構なお中元の品をいただきまして、誠にありがとうございました。
いつもながらのお心遣い感謝申し上げます。
貴社の益々のご発展と社員ご一同のご健勝をお祈りいたし、暑中見舞いかたがたお礼のご挨拶とさせていただきます。
敬具
株式会社〇〇〇〇
代表取締役 □□□□
例文2
拝啓 盛夏の候 貴社におかれましては益々ご清祥のことと心よりお慶び申し上げます。
さてこのたびは結構な品をご恵贈賜り有難うございました。ご芳志誠に有難く、謹んで拝受し、茲に改めて御礼申し上げます。
貴社のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げますとともに、今後とも変わらぬご厚誼のほど宜しくお願い申し上げます。
略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。
敬具
株式会社〇〇〇〇
代表取締役 □□□□
メールでのお礼(例文1)
件名:お中元のお品ありがとうございました
〇〇〇〇株式会社 営業部
□□ □□様
平素より格別のお引き立てを賜りありがとうございます。
この度は、ご丁寧なお中元をお贈りいただき、
誠にありがとうございました。
〇〇様には、いつも何かとお世話になり、
その上このようなお心遣いまでいただき、
大変恐縮いたしております。
今後ともよろしくご交誼賜りますよう
お願い申し上げます。
まだしばらくは厳しい暑さが続きますが、
体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。
まずは、取り急ぎメールにて
お礼のご挨拶とさせていただきます。
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株式会社 □□□□
山田 太郎
〒〇〇〇‐〇〇〇〇
△△県○○市△△町11-1 2F
TEL:999-9999-9999(直通) 999-9999-9999 (代表)
FAX:999-9999-9999
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メールでのお礼(例文2)
件名:お中元のお礼
○○○株式会社 営業部
□□ □□様
いつもお世話になっております。
株式会社 山田商事、総務部の山田太郎でございます。
このたびは、お中元の品をお届けいただき、ありがとうございます。
早速、一同でおいしくいただきました。
いつもお心遣いいただき、心から感謝申し上げます。
暑さはこれからが本番ですが、どうぞお健やかにお過ごしください。
メールにて恐縮ですが、とり急ぎお礼申しあげます。
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株式会社 □□□□
山田 太郎
〒〇〇〇‐〇〇〇〇
△△県○○市△△町11-1 2F
TEL:999-9999-9999(直通) 999-9999-9999 (代表)
FAX:999-9999-9999
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まとめ
取引先からお中元が届いたら、早めにお礼を伝えましょう。
相手の立場や状況に応じて、電話、はがきなどお礼の方法は変わります。
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