12月のボーナスをもらってから退職できる?辞めるタイミング

12月のボーナスをもらって退職 転職

「退職するなら、ボーナスもらってから」と考える人が多いと思います。
もらえるものはもらって退職したほうが、経済的にも良いですよね。
ボーナスをもらってから退職することはできるのかについて解説します。

12月のボーナスをもらって退職

12月のボーナスをもらってから退職できる?

12月のボーナスをもらって退職することはできます。
が、就業規則に定められたボーナス(賞与)の支給要件を満たしている必要があります。
また個別の労働契約も確認しましょう。
次から詳しく解説します。

12月ボーナスをもらって退職するには?

先ほど述べた通り、ボーナスをもらって退職するには就業規則に定められたボーナス(賞与)の支給要件を満たしていることが必要です。
ボーナス(賞与)の支給に関することは就業規則に記されています。

就業規則とは?

就業規則とは会社が従業員に対して、労働条件や職場内の規律を定めたもので「常時10人以上の従業員を使用する事業所」であれば必ず作成することが義務付けられています。
あなたの職場が10人以上の会社なら就業規則があるので、見せてもらいましょう。
「就業規則を見せてくれ」なんて言いづらいと思うかもしれませんが、就業規則は労働基準法により従業員に対して知らせることが義務付けられているため、従業員に見せることは会社の義務です。

この就業規則にボーナス(賞与)の支給要件が明記されているはずです。この要件を満たしていない場合は支給されません。

ボーナス支給要件で確認したいポイント

ボーナス支給要件で確認したいポイントは

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  • そもそもボーナス(賞与)を支給することになっているか?
  • 在籍期間が決められているか?
  • ボーナス(賞与)支給後の返還に関する内容があるか?

そもそもボーナス(賞与)を支給することが就業規則に明記されているか?

法律上、企業にはボーナス(賞与)の支給義務はありません。
就業規則に「ボーナス(賞与)の支給はしない」旨の内容があれが支給されません。
また、ボーナス(賞与)を支給する内容が書かれていても「業績により支給しないことがある」など、会社の業績が悪かったら支給支給しませんよ~ということもあるので確認しましょう。

在籍期間が決めれらている場合

ボーナス支給にあたり、就業規則のボーナス(賞与)支給要件に在籍期間が設けられていることが一般的です。
例えば「4月1日から9月30日」など、この期間に在籍していた人に支給しますよ~ということです。
注意点は出勤率が定められていたり、ボーナス支給日に在籍していることを要件にしていたりするケースがあります。これは支給要件の在籍期間は満たしているが、退職日がボーナスの支給日以前だともらえません。
在籍期間と合せて支給日在籍の要件がないか確認しましょう。

ボーナス支給後の返還の可能性もある

ボーナス支給後の返還は禁止されていますが一部返還の可能性もあります。
就業規則でボーナスの支給条件が明確に定められ、ボーナスの計算方法に「将来に対する期待」が明確に含まれている場合、例外的に支給額の一部の返還要求が認められる可能性もあります。
ただし、このようなケースでも、あくまで「将来に対する期待」に応じて支払われた金額が返還の対象となります。

12月ボーナスをもらうために辞めるベストなタイミングは?

ボーナスをもらって仕事を辞めるなら、ボーナス(賞与)支給要件を満たし、ボーナスの支給額確定後がベストなタイミングでしょう。

先ほど述べたボーナスに「将来に対する期待」が支給額に考慮されている場合、ボーナス額が減額される可能性もあります。留意しましょう。

まとめ

ボーナス(賞与)の支給やボーナスの金額の決め方は就業規則に明記されていることが殆どです。
ボーナスをもらってから退職したいと考えているなら、就業規則に書いてあるボーナスの支給要件を確認し、それらを満たしたうえで退職時期を決めるとよいでしょう。

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