仕事をしているとストレスを感じてしまいますよね。
ストレスを抱えたら解消する必要がありますが、ストレス解消法としてあなたがやっている事は逆にストレスの原因になっている可能性があります。
今回はやってはいけないストレス解消法をご紹介します。

仕事のストレスがやばい人がやってはいけない5つのストレス解消法とは?
仕事のストレスがやばいと感じた時はそのストレスを解消する必要があります。
でも、ストレス解消のためにやっていることが実はストレスの原因になっていることも。
ここではストレス解消法としてやってはいけないことをご紹介します。
やってはいけないストレス解消法は以下の5つです。
- 寝すぎる
- 散財する
- 食べ過ぎこと
- お酒の飲みすぎ
- たばこの吸いすぎ
以上です。
寝すぎる
ストレス解消として休日など昼過ぎまで寝てしまうという方もいるのではないでしょうか?
休日に昼過ぎまで寝ると、生活リズムが乱れ、自律神経やホルモンバランスが不安定になることで、かえって体にストレスを与えてしまうことがあります。
また、昼夜逆転して夜に眠れなくなることもあります。
もし翌日が仕事の場合、心身が十分に回復しないまま仕事に行くことにもなり、ストレスが溜まりやすくなります。
寝すぎによるストレスを避けるために休日の「寝だめ」はせず、休日もできるだけ平日同様に起床するようにしましょう。
散財する
ストレス発散の方法として、お菓子や特に必要ではない趣味用品を購入していませんか?
購入した直後はスッキリした感覚を感じますが、後で「別に必要なかった…」と後悔する経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
仕事でストレスを感じ、散財した結果、お金の無駄遣いだと後悔し、さらにストレスを感じる、という負のサイクルに陥る可能性があります。
お金を使った瞬間はストレスを発散できた感覚を感じたとしても、あとで後悔の念に変わり、より強いストレスを感じるようになるので注意してください。
食べ過ぎ
ストレスを抱えると様々なホルモンの関係で、食欲が増します。
その食欲のままに食べ過ぎると、「食べ過ぎちゃった…」という罪の意識がわきます。
さらに、食べ過ぎた結果、体型が変わった自分の姿を見ることで、さらに大きなストレスの原因になります。
食べ過ぎによってストレスが解消出来た気持ちになるのは一瞬です。
その後は、より大きなストレスが確実に返ってくるので、仕事のストレスによる食べ過ぎは避けましょう。
お酒の飲みすぎ
お酒を飲むことによるストレス解消法はアルコール依存症となるリスクがあるため、頼りすぎるのはおすすめしません。
「寝つけに一杯」が、二杯、三杯と増え、結果睡眠の質が下がり、ストレスが溜まりやすくなることもあります。
アルコールには「判断力」や「運動機能」を低下させるというデメリットもあります。
ひどく酔った状態になると、、転んでケガをしたり、人間関係のトラブルが生じたりすることもあるため、お酒はほどほどを心がけましょう。
たばこの吸いすぎ
喫煙者の中にはストレスが溜まるとタバコの量が増える方もいると思います。
たばこもお酒同様に、依存性が高く、仕事のストレスがやばいからと、たばこを吸いすぎると肺がんのリスクも高まります。
たばこを吸って「ストレスが発散された」と感じるのは、ニコチンの離脱症状が和らぐからであり、ストレスが発散されているわけではありません。
仕事のストレス解消としてたばこに頼ってしまうと、今よりも健康を害することになるので、注意してください
仕事のストレスがやばい人におすすめのストレス解消法
仕事のストレスがやばい時、ちょっとしたコツでストレスが軽減される可能性があります。ここではおすすめのストレス解消10の方法をご紹介します。
- 相談する
- 日常業務の進め方や時間配分を見直す
- 休息をとる
- 美味しいものを食べる
- 趣味に時間をつかう
- リラックスできる空間をつくる
- 運動をする
- 睡眠をとる
- ストレスの原因を紙に書きだす
- 転職する
相談する
ストレスを抱えたとき自分だけで解決しようとしても難しい場合があります。そういう時は周囲の人に相談してみましょう。自分が何にストレスを感じ、どう思っているのかを吐き出すことで、ストレスの原因を客観的に見ることができ、気持ちを整理することができるのも、おススメのポイントです。
ただし、相談する相手は適切に選ぶ必要があります。
それは、相談した相手によってはあなたの悩みを過小評価したり、必要のないアドバイスをされたりする可能性があるからです。
あなたのまわりには職場の話しやすい人や身近な友達、親族など、気軽に話せる人など様々な人がいると思います。
幅広い視点から物事を見れる人や、経験が豊富な人など、あなたの悩みを理解し適切なアドバイスをしてくれる人に相談することで、ストレスも和らぐ可能性が高くなります。
日常業務の進め方や時間配分を見直す
日常業務の内容について心配でストレスを感じている時は日常業務の進め方や時間配分を見直したり、ガントチャートを作成し業務計画を可視化したりする方法があります。
さらに1ヵ月・1週間・1日のタスクに優先順位をつけておくと、やるべきことが明確にりますし、もし仕事を進めていく過程で不測の事態が起きた時も対応できるようになるのでおすすめです。
休息をとる
実家に帰省して家族とゆっくり過ごしたり、少し近所を散歩してみたりと、リラックスできる空間で休息をとりましょう。
一人でゆっくり休息を取るだけでなく、気の許せる人と一緒に時間を過ごすのもおすすめです。
心を許せる人とゆっくり休んだり、他愛もない話をしたりすることで、ストレスの軽減ができるでしょう。
プライベートの充実をはかる
仕事によるストレス解消法として、プライベートを充実させるのもおすすめです。
スポーツをして体を動かす、旅行に出かける、読書や映画鑑賞に没頭するなど普段やらないことをしてみてください。
仕事のことを考えない時間を意識して作りましょう。
美味しいものを食べる
仕事のストレスを解消するために、美味しいものを食べるのもおすすめです。
ご褒美として仕事終わりにスイーツを買ったり、いつもよりも少しグレードを上げた美味しいものを食べたりすると気分が上がります。
ご飯を食べている時間は仕事のことを考えるのをやめて、リフレッシュの時間にしましょう。
ただし、やってはいけない解消法でも言った通り、食べ過ぎには注意が必要です。
趣味に時間を使う
趣味に時間を使うのも、仕事のストレス解消につながりやすい行動です。
旅行や、スポーツなんでも構いません。
趣味の時間を作ることで、仕事のことを考える時間が減ります。
また、同じ趣味を持つ他業種の人と交流をする機会も増え、あなたと同じような仕事の悩みを聞く機会もあるかもしれません。その時、同じ悩みを共有することで「自分だけじゃないんだ」と気づくことでストレスが軽減されることもあります。
趣味などに時間を使い、自分を大切にして誰かと趣味を楽しむ時間を過ごしてみてください。
リラックスできる空間を作る
リラックスできる空間は、仕事のストレスを解消するのに有効です。
例えばアロマを炊く、お風呂に入浴剤を入れてゆっくり湯船に浸かる、ホットアイマスクで目を休めるなどが挙げられます。
いい香りの空間で過ごしたり体を温めたりすると、リラックス効果があるのでおすすめです。
まずは寝る前に心身ともリラックスできる空間を作ってみましょう。
運動をする
社会人になり、仕事をし始めると運動をする機会はほとんどなくなりますが、体を動かすと気持ちがリフレッシュされ、ポジティブ思考につながりやすくなるので運動はストレス解消法としておすすめです。ウォーキングやヨガなどもの軽い運動でもでもストレス解消には効果があり、運動をすることで脳内にエンドルフィンやセロトニンという神経伝達物質が分泌され、これらの物質がストレスを軽減してくれることがわかっています。
また、運動によって筋肉が緩み血行がよくなることで、体がほぐれてリラックスを感じられます。
睡眠を取る
睡眠は心身ともに疲労を回復し、脳も休まり自律神経を整えるためにも大切なことです。
仕事のストレスが溜まっていると感じている時は、出来るだけ睡眠を取るように心がけましょう。
しかし、やってはいけない解消法でも言った通り休日の寝だめや寝すぎはかえってストレスを大きくする原因になるので注意しましょう。
ストレスの原因を紙に書きだす
ストレスを感じている時、頭の中で考えているだけでは整理されません。
自分がなぜストレスを感じているのかを言語化することはストレスを和らげる効果が期待できます。
言語化する際には紙に書き出す方法がおすすめです。
以下の内容についてあなたの悩みを書き出してみてください。
- 何に対してストレスを感じているのか
- なぜそれがストレスなのか
- 改善が見込めるものかどうか
- 改善するためにどんな方法があるのか
上記のようなストレスの原因を可視化することで自然と考えも整理されてきます。自分が取るべき行動も見えてくるはずです。
転職する
仕事のストレスはやばいけど、仕事の環境を変えることでそのストレスから開放されるかも…という方は、転職という選択も検討しましょう。
しかし、あまり無理をしないようにしてください。
金銭的な余裕がない方などは、焦って次の職場を決めてしまいがちです。
あなたに合った職場なら良いのですが、仕事内容が合わなかったり、ブラック企業だったりすると新たなストレスの原因になりかねません。
転職活動は計画的に進めましょう。
仕事のストレスの原因とは何か?
仕事のストレスの原因は何なのでしょうか?
仕事のストレスには個人差があると思いますが、令和3年度の厚生労働省、労働安全衛生調査(実態調査)の概況によると、仕事に関するストレスと感じる主な事柄は以下の通りです。
- 仕事の量 45.6%
- 仕事の質 36.0%
- 仕事の失敗・責任の発生等 34.5%
- 対人関係(セクハラ・パワハラ含む) 24.8%
以上です。
仕事量
あきらかに仕事量が多く、所定労働時間内や期限内に終わらないなど、無理のある仕事量や労働時間をストレスに感じ、モチベーションやパフォーマンスが低下する従業員も少なくありません。
結果的に残業をせざるを得なくなり、長すぎる労働時間が大きなストレス要因になります。
従業員が仕事にやりがいを感じていても、身体的・精神的に疲れ、健康状態に悪影響を及ぼす場合があります。
また業務が終わらないために連日残業で、ストレス解消のために息抜きをしたいと考えても、休日は疲れから1日中寝て過ごしてしまう人も少なくありません。
このように、プライベートの時間が取れない状況はストレスを大きくする要因の一つです。
仕事の質
仕事内容が合っていないこともストレスにつながります。
「クレーム対応、単純作業は苦手」など、苦手な業務や、やりがいを感じられない業務を任されている場合、日々仕事をしているだけでストレスの原因となります。
また、従業員の持っている能力以上の成果を求めている場合や反対に持っている能力以下の業務を任せられることも、ストレスにつながるでしょう。
企業には、従業員の得意・不得意に合わせて、仕事内容を適切に調節することが求められます。
例えば、飛び込み営業を自らの天職と言わんばかりに生き生きと業務をこなすセールスマンがいる一方で、そのつらさを切々と訴える人もいます。
前者にとってはストレスではありませんが、後者にとっては大きなストレスとなっているのです。
仕事の失敗に対するプレッシャー
仕事の失敗に対するプレッシャーから、強いストレスを感じる場合があります。
失敗の恐怖心が生み出すプレッシャーが非常に大きいタイプの人もいるので、注意が必要です。
実際に失敗してしまった場合、責任感から自責の念を持ったり、自己肯定感が低下したりする可能性があります。上司から受ける注意がいつも以上に重圧となったり、つらく感じたりしてしまうケースもあるのではないでしょうか。
もっとも危険なのは、失敗経験が精神的なトラウマになることです。
トラウマによってさらに失敗が重なり、通常の業務さえこなせなくなるケースもあります。
こうしたトラウマは、従業員のメンタルヘルスに深刻な問題を及ぼします。
恒常的に心理的安全性を保ちやすい職場づくりに取り組むことにより、失敗に対してプレッシャーを感じづらい環境を作っていくことが重要です。
人間関係の問題
職場の人間関係も多くの社会人にとってはストレスの要因となっています。
上司からの叱責、高圧的な態度などによって強いストレスを感じる人も少なくありません。
また、同僚や部下においては、仕事に対するモチベーションの低さや、マナーの悪さなどを不満に感じるケースもあります。
さらには、同僚とのライバル関係や対立関係などもあり、人や立場によって人間関係が招くストレス要因は異なります。
一つの会社という単位の中にはそれぞれの経験などにより価値観や考え方も様々です。
その価値観や考え方の違いが人間関係を要因とするストレスの本質なのでしょう。
仕事のストレスを放置した時に起きるやばいこと
やばい仕事のストレスを感じたまま、放置していると心と身体に以下のような症状が出てきます。
- 頭痛、食欲不振など、何となく体調がすぐれない
- 食べ過ぎ、飲酒量が増えるなど、自分をコントロールできなくなる
- 眠りが浅い、寝つきが悪い
- 感情が動かない
- 孤立していると感じる
- 身だしなみを整えたり、部屋を掃除したりする意欲がなくなる
その他にもちょっとしたことでイライラしたり、落ち着かなかったりするのもストレスによる影響によるものです。
仕事のストレスを放置し続けるのは危険
仕事のストレスを放置しておくと、身体や心の病を引き起こします。
うつ病や胃腸炎になってしまうと、回復に時間もかかります。
未然に防ぐためにも、「ストレスが限界に達している症状」を自覚し、放置しないようにしましょう。
まとめ
仕事のストレスがやばいからといっても、やってはいけない解消法は避けましょう。
ストレスを解消どころか新たなストレスの原因になる可能性があります。
自分に合ったストレス解消法を実践し、ストレスを溜め込まないようにしましょう。